三音が三回サンサンカルタ
ISBN:9784863871571、本体価格:1,200円
日本図書コード分類:C0476(一般/その他/芸術生活/諸芸娯楽)
26頁、寸法:114×160×25mm、重量344g
発刊:2021/12

三音が三回サンサンカルタ

【サンサンカルタの特徴】
このカルタの一つ目の特徴は、「サンサンカルタ」と命名したように、読み札の文に同じ三音が三回出てくることです。それにより、文の内容が複雑になるので、よく聞きかないと早合点し絵札をまちがえてとってしまいます。ですから、反応が速い人が必ず有利ともかぎりません。
また、同じ三音の繰り返しによってリズム感が出るので、読み札を読む人がそれを生かせば、プレイヤーは楽しく文を聞くことができます。読み札を読む人は、ラッパーのように自分なりの節をつけたり、声をひっくり返したりして、おもしろおかしく文を読むとゲームが盛り上がることまちがいなしです。恥ずかしがらず、自分の個性を出して読むことを楽しんでもらいたいです。
このカルタの二つ目の特徴は、カルタの内容を子ども向けから大人向けまで幅広くしたことです。子どもと大人が一緒にカルタを楽しめます。
子どもには難かしい言葉がたくさん出てくるので、意味が確認できるよう、読み札の裏面に註釈を入れています。読み手は、必要に応じて、難しい言葉の意味をゲーム参加者に教えてください。語彙の少ない子どもは、最初は不利かもしれませんが、きっとゲームを重ねるとすぐに大人に追いつくことでしょう。
三つ目の特徴は、絵札に文字を入れてないことです。つまり、50音をおぼえることをねらいにしたカルタではありません。
読み札の文の先頭の文字をたよりに絵を探さがすのでなく、読み札の文をよく聞いて場面を想像し、それに合う絵札を選えらんでください。絵はイラストレーターを目指す専門学校の学生さんたちに描いていただきました。
なお、文に合った絵かどうかは、絵札の裏に文字をいれているので、それを見て判断してください。
以上が、このカルタの特徴です。読み札の文の内容とリズムを楽しみながら、語彙をふやし、想像力を伸ばし、カルタに参加する人とのふれあいを深めていただけると幸いです。

【著者紹介】
〔著者〕
小西 康之