出版に興味はありませんか?
出版社として存在意義
印刷会社として長年、官公庁や企業との取引を続けてきています。 出版物の制作も多く引き受けていますが、ビジネスの世界(B to B)での取引であったため、早さ・品質・価格などは当たり前と思っていました。 ビジネスの世界では当たり前のことが、一般の人との取引(B to C)では当たり前ではない、ということに気付くことがありました。 一般の人にも(B to B)レベルの仕事を提供することができるのであれば、当社の特長を活かすことができ、喜ばれることではなかろうかと思います。 今までも個人から依頼されて書籍を制作しているのですが、その多くは自分史などの私家本です。 私家本の多くは非売品で、書店ルートで販売されることはありません。 そのため入手することは非常に困難でした。 当社も印刷会社として受注していたので、入手性についてはあまり気にしていなかったともいえます。
近頃は学術書などの企画も持ち込まれるようになってきています。
これらは後世の研究者のために出版しておかなければならないものです。
幸いなことに当社は印刷会社として商売しているので、出版社としての採算を重視する必要はありません。
出版する意義があるかどうか、という視点だけで取り組むことができます。
当社が出版をサポートする意義はそこにあるのだと思います。
出版社って…
出版社は1人でも起業できます。 全国の出版社の約半数は10人以下の規模です。 設備が一切無くても出版社と名乗ることができるのです。 営業のみ、編集から印刷・製本はもちろん、全て外注してしまう出版社(いわゆるブローカー)も多く存在します。 この手の出版社でも30%の手数料は上乗せしています。 印刷会社の顧客として、出版社はリスクの高い顧客に当たります。 資金繰りに苦しんでいることが多く、支払いも長期の手形です。 印刷会社としてもある程度のリスクを見込んで取引しないといけない相手ということです。 このように出版会社の外注は割高になってしまうものなのです。
印刷会社って…
印刷会社は生産設備がないと仕事になりません。 ブローカーのような人もいますが収入はかなり厳しいと思われます。 もともと過当競争な業界であるため、コストについてはぎりぎりのところまで下げる努力をしています。 そのお陰で仕事が無くなることはないので食べていくことはなんとかできます。 それで十分だとも思っています。 収入ではなく世のためになるような仕事がしてみたいものだ、といつも思っているのです。 当社は印刷会社なので生産設備が一通り整っています。 またコスト面でもビジネスの世界で鍛えられています。 顧客の6割は東京なので、そういう意味でも非常にシビアな仕事をしています。
出版費用の内訳
どれくらいの費用がかかるのかが最大の関心事だと思います。 大手出版社で自費出版を依頼すると、3000部を制作し、そのうち2000部を著者に買い取らせるようです。 自宅は買い取った書籍で一杯になってしまいます。 当社では1冊からでも出版は可能です。 国立国会図書館、流通ルート、個人での献本などが必要であればその分だけを制作することもできます。
出版は仕様が細かく、制作方法も複数あるため、価格が分かりにくいと思います。 おおよその出版費用の内訳は、
小売り 書店など 20%~ |
流通 ~15% |
出版社 30%~ |
製本 上製本 15% |
印刷 モノクロ 10% |
原材料 5% |
諸経費 5% |
となります。小売りと流通、出版社の比率は販売ルートによって違います。
上記のような諸事情を踏まえると、当社はお役に立つことができそうです。
【費用】当社は印刷会社なので制作実費のみです。
【出版部数】買取を前提としていないので、著者が必要な(献本などで著者が配布する)部数を制作します。
出版する部分(著者制作分の5~10倍程度)については当社が費用を負担して制作します。
【印税】当社制作分の全量または販売できた実数について印税をお支払いします。
長期にわたって販売するので当社制作分の全量に対して印税を前払いします。
販売実数による印税は増刷などが行われる場合に行います。
【在庫管理】在庫は当社にて管理します。
【見積】単行本制作費用を簡単に計算できるようにしてみました。
用紙や機械設備などは当社がお勧めする仕様です。
需要が多い用紙、稼働率が高い設備を利用し費用を抑えています。
需要が多い用紙の方が品質が良く、あまり使われていない用紙や設備などは単価が高くなります。
学術書など商業ベースに乗りにくい1000部までの出版を前提としています。
料金は消費税込みで、通販専用の特別価格です。「上製本で出版の見積もりをしてみよう」(見積の仕様を入力できる画面が開きます)。
現在のプログラムは上製本のみなので改良中です。ハードカバーにしなければずいぶん安くなりますし、納期も短くなります。
よくある質問
こちらにまとめてみました。